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2008年11月03日

通勤電車の楽しみ

新しい会社は、家から近くて良いのだが、反面、通勤電車の楽しみがないのが寂しい。
電車に乗ったとしてもたった一駅なので、劇的な面白い出来事に出会える可能性は低くなる。

たとえば今年の夏、大阪の事務所に休日出勤した新快速の中でのできごとだ。
あれは土曜日、午後から出掛けた僕は、新快速の補助席に座った。
その隣りには女性が座ったのだが、その女性は、普通の女性の2〜3倍の体重はありそうな女性であった。
話の腰をバックブリーカーして申し訳ないが、かの巨漢双生児マクガイア・ブラザーズはプロレス会場の花道さえ歩くのが負担になるため、リングサイドまでミニバイクで登場したものだが、僕はその女性を見たとき、ミニバイクに乗っていなかったことにビックリした。
…というぐらい、その女性は貫禄があった。

大阪に着くまでの約20分間、その女性は、僕の横で、パタパタとお化粧をしていた。
車内でお化粧なんて…というマナーの問題以前に、お化粧をする必要性の問題も感じないではなかったが、まぁ、その辺は、やはり女性なのであるから、身だしなみにも気を使っているのだろうと寛容な気持ちで観察させていただいた。

そろそろ大阪駅というところで、彼女はコンパクトをバッグに直し、右手に日傘を持ち直した。
新快速は大阪駅に到着。ほとんどの乗客がこの駅で降りる。僕も、ゆっくりと立ち上がった。
が、隣りの彼女は、なかなか立ち上がろうとしない。
僕は、なんだかちょっと気になって、その女性を見つめてしまった。
ドアが開いて、乗客が降り始めたとき、彼女はようやく動き出した。
右手に持った日傘の柄をマジックハンドか、あるいはフック船長の右手のように使って、吊り革の輪の中に通そうとしたのだ。
が、ゆらゆら揺れる吊り革には、日傘の柄は引っ掛からず、彼女はさらに手を伸ばして、網棚に柄を掛けると、傘を引っ張るような形で支えにして、ゆっくりと立ち上がった。
つまり、マクガイア級の女性は、ミニバイクまでは必要ではなかったが、補助席から普通の状態では立ち上がれなかったのだ。
僕はお腹がヒクヒクとなり、横隔膜を激しく上下させた。
吹き出さなかっただけ偉いと褒められたいぐらいだった。

今の会社に通うのは、こういう劇的な出来事に出くわす可能性を失うことなのである。
通勤にかかる時間を無くすことは、一日のムダな時間を無くす効率的なことかもしれないが、こういう面白いことに出くわすチャンスを無くすことは、人生の楽しさを無くすことかも知れない。
その辺りが、今の大きな悩みである。

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コメント (2)

痴漢にでっちあげられることもないし
まぁ、通行人ウオッチングで我慢しなはれ

あ、元気に復活してますね~^^
就職も無事決まって少しは精神的に落ち着かれた御様子。

今度の職場は神戸の近辺なんですね?会える機会があれば会って軽く会食などしてみたいものです。


それと話が変わりますが、あのゲーム絡みのサイトで私達に長い間憩いの場を提供して下さった“〇い〇星さん”が復活されたようです。
Yahooからでも検索できると思いますのでヒマがあれば覗いてあげて下さい。

それでは又来ますね。

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