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2008年03月30日

映画『バンテージ・ポイント』

22日の土曜日のレイトショーで映画『バンテージ・ポイント』を見て来た。



それなりにヒットしているようで、公開して何週か経つが、

まだお客が引いていない。



僕は、ほぼ毎週、一人で映画館に通っているのだが、

この夜だけは、ちょっと寂しい気持ちになった。

22日は夫婦の日ということでカップルデーになっており、

カップルだと一人1,000円で映画が見られるので、

やたらとカップル客が多かったからだ。



見やすい席が、それなりに詰まった客席で、

ひとりポツンと中年オヤジが座っている…なんとも切ない光景だろう?

その主人公なんだぜ、オレは。

しかも、他のまわりのカップル客より、200円余分に支払って、

映画を見ようとしているのだ。

これがまた、寂しさの上に、腹立たしさまで上乗せしてくれて、

なんとも複雑な心境なのであった。



それでも、映画が面白ければ、そんなことも忘れてしまったかも知れない。

自分の境遇を忘れて、スクリーンにのめり込んで行けたかも知れない。

が、『バンテージ・ポイント』つまんねーの。これが。



大統領暗殺の場面を何人もの視点で描き、真相に辿り着いていく…

という発想は面白いのだけれど、それがぜんぜん上手く表現できていない。

デニス・クエイドや、シガニー・ウィーバー、ウィリアム・ハート、

フォレスト・ウィテカーなど、渋くていいキャスティングをしているのに、

そういうのが、全部ムダになってしまっていた。



一人の登場人物の視点から大統領暗殺の現場を描き終えると、

ビデオテープの巻き戻しのように、何度も時間軸を戻して行くので、

見てる方が、飽きてくるのだ。「それは、さっき見たよ!」って。

実際、劇場の観客も、何度も繰り返される同じ場面に、ざわついていた。



久しぶりに、エンドロールを最後まで見ないで劇場を出た。

ホントに、気分が悪いことばっかりの、その日の映画鑑賞だった。

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