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2008年02月03日

『しゃべれども しゃべれども』

先週は、TSUTAYAで借りたDVDを5本見た。

 

最初に見たのは『ハブルへGO!』だったが、これは、まぁいい。

広末の可愛さにだいぶ因るところはあったけれど、

それなりにおもしろいっちゃあ面白かった。

でも、次に見た『しゃべれども しゃべれども』に比べたら、

記憶に残るという意味では、ぜんぜんダメだ。

 

逆に、『しゃべれども しゃべれども』は、

最初はとっつきにくい映画だった。

国分太一は下手にしか見えなかったし、

主人公である二つ目の落語家に、

話し方を教わる生徒たちの会話が、

妙にギクシャクしているように感じるのだ。

ぶっちょう面の香里奈は、びっくりするぐらいキレイだったけど、

見所がそれだけのように感じて、途中でとうとう眠ってしまった。

しかし、次の日になると、「見直さなきゃ…」という気持ちになり、

そういうのを数日くりかえして、4日目ぐらいに、

ようやく全て通して見ることができた。

 

すると不思議なことに、この映画がすごく味わい深い、

しみじみと胸に残る作品のように思えてきたのだった。

この作品で、香里奈が演じる五月という女性は、

ちょっとひねくれた性格で、なかなか素直になれず、

人と会話をするのが苦手な女の子なのだが

(香里奈だけでなく、他の登場人物も会話が下手な人間ばかりだ)、

この映画そのものが、

そんなキャラクターと同様の個性を持っているような気がした。

 

売れない落語家を主人公にした映画は、

森田芳光監督の『の・ようなもの』という秀作があるが、

それよりも『しゃべれども しゃべれども』は、

朴吶として弁が立たない。

が、その分だけ何とか耳を傾けてあげたいという気にもなってしまう。

そんな、ひねくれているクセに、

奇妙な魅力で僕を引き付ける作品だった。

 

ただ、ラストが都合良すぎる。

 

せっかく、いい個性がにじみ出た映画なのに、

もっとあさっり終われないのか。

その点が、とても残念に思った。

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コメント (1)

はぶるって

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