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2008年01月21日

センター試験の憂鬱



 脱力も息抜きもできぬ話しで申し訳ない。



1月19,20日と「大学入試センター試験」(以下、センター試験 と表記)が行われ、約54万人の受験生が長丁場に臨んだ。受験生諸君には今後の二次試験や各私大の入試をがんばっていただきたくエールをおくるものである。しかし、毎年行われる、ある種のヒステリックな報道には現場の関係者として苦言を呈しておきたい。



憂鬱の種は「リスニングテスト」である。



報道では必ず「リスニングテスト 今年もトラブル」とか「ICプレイヤーまた不具合」とか伝えられる。



3年前にICプレーヤーによるリスニングテストが始まって以来、毎年行われる不毛な報道の一断片である。現場の監督者のミスや操作上の手違いで予定通りテストが実施できない例も散見されるわけだが(このような場合には救済措置がある)、それにも増して強調されるのは「機械の不具合」である。



テストであるから、正常に動作するものを求められるのは理解できる。まして税金が投入されているわけであるから。しかしながら、報道する側にあえて問いたいのは、50万台近くの工業製品がある日、ある時間帯に日本全国で全く正常に何の問題もなく動作する、と本気で思っておられるのだろうか、ということである。



今回、機械の不具合として申し出のあったのは442台だそうだ。これらが全て本当に不良品であるかどうかは今後の調査を待たねばならないが、50万台中の約500台としても不良品率0.1%である!(実際にはもっと小さくなるはずである)こんなに優秀な機械はないのではなかろうか。



この50万台のICプレーヤーは記憶媒体(メモリースティック)とともに持ち帰ることが許されている。しかし、他には何の使い道もない。また、大学には実際に使用される数より多めに配布されるのであるが、これらも、次年度のセンター試験監督に関する説明会で使われるものを除けば、倉庫などに眠ったままになる。基本的には使い捨てである。エコロジーに敏感な人々はこのような事態をどうお考えであろうか。



リスニングテストを導入したことで高校生の英語力が高まった、という話しは寡聞にして聞かない。導入した意味が果たしてあるのだろうか。



このような観点からの報道も是非していただきたいものである。



(ついでに監督者の緊張と気苦労は半端ではないことを知ってもらえると有り難い)


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コメント (2)

今の時代の世の中の評価は分かりませんが、英語だけはTOEICスコアにしたら良いのに、とか大胆不敵にコメントしときます。

だって若かりしリーマン時代「課長試験」はTOEIC600点が必須、とか言われてましたがな。

「リスニングテスト」をやるってことは今の高校の英語の授業でリスニングをしているのかな?きっとしていないよね。だったらペーパーテストでいいじゃん。

英会話を勉強したいなら駅前ででも、いや外人の集まるバーでもいいからネイティブと話す方が身につくってもんです。ステディになったらさらに上達間違いなし!

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