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2007年12月05日

モノサシは「メシが炊ける」かどうか。

今の出向先の会社に毎日通うようになって困ったのは昼食を食べるところ。

一人でゆったり食べられるところを毎日ふらふら探している。

で、今日は、オフィスから少し離れた喫茶店に入ってみた。

真ん中に大勢で座る大テーブルがあり、そこの端っこに案内された。

左手には植木を置いたプランター、

右手には近くの工務店かなにかで働いているのか、

作業着の制服を着た、僕より10歳ぐらいは年上の二人組のおじさんがいた。



僕は、別におじさんたちの会話に興味があったわけではなかったが、

耳をそばだてなくても、会話の端々が勝手に耳に入ってくるのだった。

どうやら、話のネタは“誰かのマイホーム”について…のようだった。



カレーライスを食べていたおじさんが、

どこどこの家が「オール電化」にしたようだ…てなことを言った。

すると、僕のすぐ隣りにいた、豚の生姜焼き定食を食べていたおじさんが、

「オール電化か…、オール電化は、今、流行やからなぁ…」と返した。

そして、少し間を置いてから

「けど、オール電化は、停電のときにメシが炊けん!」とビシッと言った。



僕は、ハッとした。

オール電化を全否定するのに、「停電のときにメシが炊けない」という

もっともらしいような、けれどよく考えれば、

現実にはそうそう起こることではない理由を持ち出してきたことに、

ビックリしたのだった。



豚生姜のおじさんの答えに、カレーライスのおじさんが、

「メシはやっぱりガスで炊く方がいい」みたいな返事をしたようだった。

すると、豚生姜のおじさんは、得心したようにうなずいていた。

しかし、またもや「でも天然ガスも、ガスが止まればメシが炊けん」と、

やはり断言するような口ぶりで言い放った。



僕は、吹き出すのを堪えながら、「結局どうしたらええねん!」と、

心の中で突っ込んだ。

確かに、電気もガスも、ライフラインっていうぐらいだから、

メシが炊けるかどうかに密接に関係しているものだけど、さ…

そのおじさんの言うことは、

根本的な部分で大きく間違っているような気がしてならなかった。





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コメント (1)

震災の時は

シャレにならんくらい切実やったよなぁ。

メシ炊けんのが。



もういやや。

こんな生活(今かよ)

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