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2007年09月23日

いとうせいこうって、何者なんだ?

いとうせいこうという人が、不思議でならない。

いったいあの人は、何者なのであろう。



僕が最初にいとうせいこうを知ったのは、

たぶん“芸人”という括りであったように思う。

おそらくラジカル・ガジベリビンバ・システムの一員として、

コントをしていたのではないか。

しかし、あの人は、ちゃんとコントをしているにも関わらず、

いわゆる“芸人”の香りをまったくさせていなかった。



いとうせいこうは、そもそもは講談社だかどっかの編集者であった。

それが、なぜ、竹中直人やシティーボーイズや中村有志やらと、

小劇場でコントをするようになったのだろう…

その経緯もよくわからない。



また、彼がピンでテレビに出ることがあっても、

そのときはそのときで、タレントちっくではあっても、

やはりどこか“前へ、前へ…”と出てくるタレント精神は見えなかった。

どちらかというと“やや文化人”っぽい人というスタンスのように感じられた。



彼が書いた小説『ノーライフキング』がベストセラーになったのは、何年前だったか。

そのときから、小説家という肩書きが新たに加わった。



その後、彼はラッパーになり(日本の初期のラップ・ミュージックにおいて

非常に重要な役割を果たしたらしい)、

みうらじゅんと組んで、女装したり、スライドショーをしたり、

全国の仏像を見て回ったりして、漫才コンビよろしく、

みうらじゅんのボケにツッコミまくっている。

また、今はベランダ園芸に深くのめり込み、自ら“ベランダー”と名乗って、

雑誌『PLANTED』の編集長を務めている。



ホントに、いったい何屋さんなんだ。この人は。



僕は、この人が、テレビに出始めた頃から、実は嫌いであった。

オカッパ頭に、変なメガネ。鼻から抜けたような甲高い声。

面白いのか、つまらないのか、どちらともつかない話。

きっと、この人が何者か掴みきれなかったための嫌悪感を抱いていたのだろう。

そして、ノーライフキングの大ヒット。それで大嫌いが確定した。



が、今になって、僕はこの人が妙に気になっている。

それは、おそらく僕が今頃になって、

残りの人生を好きなように遊びたいと思うようになったからではないかと思う。

この、なんだかよくわからない人のことを追い掛けてみて、

自分のこれからの参考にしてみようか…と、考えている。





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コメント (1)

いとう せいこう氏は、ずっと昔、深夜のTVか何かで、

「高速で移動する大相撲中継」とか「高速で移動するゲロ」等をドップラー効果を効かせながら演じるのが印象的でした。

 でもその時は、あんまり面白いとは思わなかった。

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