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2007年08月01日

真夏のオアシスを求めて 〜序章〜

恒例の散歩に出掛けた帰り、どうにも喉が渇いてしまった。

しかし節約生活を余儀なくされている僕は、

どこにでもあるジュースの自販機の前に止まることができなかった。



水分を欲しがる身体を叱咤し、歩き続けると、

今まであまり見たことがない自販機を見つけた。

機械の中にズラリと並んでいる飲料水も、どれも見かけないものばかりだ。

よくよく見てみると、昔懐かしい「チェリオ」の専用ベンダーだった。

価格も100円で一般的な自販機より20円安く、今の僕にピッタリ。

まさにオアシスのような自販機だった。



財布から100円を取り出し、どのジュースを飲むか選んでいたら、

はじっこに、黒い色をした飲み物があった。

「チェリオ」が製造している『ビイグ・コーラ』というらしい。

コカ・コーラとペプシ・コーラ以外は、めっきりと姿を見なくなった

日本のメーカーのコーラは、中学高校の頃は、

『ドクター・ペッパー』や『サスケ』や『チェリオ』の白いやつなど、

他人があまり飲まないジュースを飲み漁っていた、美食追求型の僕の好奇心を刺激した。



迷わず、『ビイグ・コーラ』を選び、逸る気持ちを抑えて、

まずは携帯カメラのシャッターを押した。







写真が撮れたら、さっそく試飲だ。

グイッとキャップを開け、ゴクゴクと飲む。



う〜ん…、今のコカ・コーラや、ペプシ・コーラよりも甘く、懐かしい味がする。

少年時代によく経験した味だ。

そう、駄菓子屋で売っていたペロペロキャンデーのコーラ味と同じ味である。

今の若者にもわかるように言うならば、『ガリガリ君』のコーラ味とも言い換えることができる。



僕は、喉も潤すと同時に、知的好奇心まで満たせた感動に十分に満足した。

「うん。今日の散歩は、いい散歩だった」と。



しかし、そこからさらにしばらく歩くと、なんと70円の激安自販機を見つけたのである。

今まで80円の自販機は見たことがあるが、70円というのは僕の知る限り、

清涼飲料水の自販機としては最安値だ。

僕は、先ほどのビイグ・コーラで、20円得をしたと思ったが、

実は、30円を損していたのである。

それがわかったとたん、今日の散歩は、あんまりいい散歩ではなくなった。



明日は、その70円激安自販機で、どのような飲み物が売られているのか、

神秘を探るアドベンチャーな散歩を試みようと、心に誓ったのであった。

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コメント (2)

70円で買って、明日飲めばいいじゃん。

そんなことしたら、次の日やることなくなるやん。

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